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原動機付自転車_高次脳機能障害にて7級4号の認定を受けた事例

1 事故の態様

原動機付自転車にて走行中に,自車の前を走行していた自動車が駐車場に入るため左折したところ,
原動機付自転車を巻き込み衝突。転倒し頭部を強打。救急搬送されました。

 

2 弁護士の対応

ご家族の方が相談にお越しになられました。ご家族から事故前と事故後の本人の様子を聴取したところ,
事故前と事故後に大きな変化がありました。特に性格が大きく変わり,例えば,イライラすることが多く
些細な事でも怒るようになったり,自分のしていたことや,指示されたことを短時間で忘れるということでした。
これらの性格の変化は高次脳機能障害に多くある変化であるため,
上記の他,ご家族に事故の前と後で変わったことを書面にまとめて頂くようお願いしました。
また,治療先病院でも主治医に対し,神経心理学検査の依頼や障害の状態に関する意見書等,
症状を医学的に裏付ける書類の作成を依頼し,取得しました。
その後,相手方の自賠責保険会社へ後遺障害の認定申請をしました。約5か月後,
7級4号の認定通知が届きました。

 

3 結果

その後,相手方保険会社と示談交渉を開始しました。慰謝料の他,ご家族の入通院付
添費・逸失利益・交通費等,ほぼ満額の請求が認められ,自賠責保険金を含め約1500万円にて
示談がまとまりました。逸失利益については,本件のように被害者がご高齢のケースでは
認められにくいのですが,事故前は,被害者は奥様と家事を折半していたという事情があり,
似たような裁判例を相手方保険会社に示し,結果的に認められる形となりました。

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